当サイトは..管理人の長年の金魚飼育経験及び..検証結果に基づく飼育管理方法や飼育環境から..その他飼育関連のアイデア等についての内容と..金魚の病気治療方法から..飼育環境の改善方法まで!..金魚の飼い方についてのアドバイス的なサイト内容となっております。 ( 宜しければ..ご参考にどうぞ! )
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【鰓病(エラ病)】 / 【赤斑病(充血/鬱血/血走り)】▼「原因」 (鰓病/赤斑病 共通)● エロモナス菌による感染症。
● トリコディナ虫の寄生により発症。
● 水換え時の水温合わせ不足。 = 急激な水温変化。(約3℃以上の急激な水温変化は危険。)
● 排泄障害に因る体内アンモニアの蓄積。
● 水合わせ不足。
● 水の中和不足。
● マンションやアパートなどの環境に於いて..給水源が屋上の貯水給水タンクからになる場合...
塩素投入量が水道水よりも多いことに因る..残留塩素過多の中和不足に因り...
残留塩素と..糞尿に因るアンモニア性窒素での化学反応による..クロラミン(結合塩素)の発生により発症。
● 水質の悪化。
● 水質劣化に因る..体表粘膜の爛れが起因。
● 嫌気バクテリアの繁殖率が..好気バクテリアの繁殖率を超えた場合。
● 敷石の底部及び..濾過器内が..異常に汚れてる場合。
● 金魚の..免疫力が低下してる場合。
■ 鰓病の発症要因は..換水時の水温合わせの不備と..水質悪化に因るものが..九分九厘であり...
寄生虫類に因る発症は..極めて少ないですが..他所から導入したばかりの魚で...
塩水浴だけで回復が悪い場合は..感染症と寄生虫駆除の..薬浴の併用治療が必要になります。
■ 水換え直後に鬱血が起きる場合は..水温合わせ不備及び..中和不足が多く起因します。
■ 水換え後..1日以上経過してから鬱血する場合は..バクテリアの繁殖不足及び...
バクテリアが自然繁殖し難い環境不備から..アンモニア/窒素の分解不十分に因り...
水中のアンモニア及び亜硝酸塩濃度が上がり鬱血を起こす場合もあります。
* (病気発生の原因は基本的に..菌や寄生虫以外は同様の要因が起因することが多し。)
◆ 「稚魚の鰓病の場合の原因」 = (成魚での同様の原因と..他の要因として!)
● 水温管理不足。
稚魚管理の場合は..成魚と異なり..水換え時の水温差が..±1℃程度にしておかないと..発症率が高まります。
● 早く大きくさせようとして..餌の与え過ぎ。
多く与えても..適度に与えてる場合と..成長度に殆ど差はありません!
一部の偏った情報に惑わされてるだけなのと...
店側のブラインなどの利益率の高い餌を..多く買わせようとする策略に嵌ってるだけのことです!
● 過密状態。
● 成魚の飼育水が混入した場合。
● 成魚の飼育管理に使用してる器具などを..十分に洗わず使い回ししてる場合。
● 成魚や..他の飼育水を触った後..十分に手を洗わずに..稚魚の世話をした場合。
■ 稚魚が鰓病になりつつあるサインとして!..稚魚は小さいですし..鰓の開閉の確認が難しかったりしますから..体色が黄土色から..黒くなってきてれば..鰓病になりつつあるか?..既に鰓病になってるので..初期の軽度であれば..約8割以上の換水で治りますが..軽度を超えて..ポツポツと死ぬ個体が出てる場合には..全換水を行い..完全餌切り状態とし..0.3~0.4%の塩水浴治療を行う必要があります。
■ 換水や塩水浴を行うことで..黒くなった体色が..次第と元の黄土色に戻ってきますから..その体色の変化も..回復のサインになりますので..1匹でも黒くなってくるような状況がある場合には..即時対処をしなければ.パンデミックを起こす可能性が高まりますし..対処が遅れれば..全滅も覚悟しなければなりません。
■ 青仔から黒仔になった際には..体色も黄土色から..銀色っぽくなり..黒仔に成長すると共に..黒っぽくなってきますから..この色の変化は..鰓病とは異なりますから..間違えないようにして頂きたいのと..青仔サイズまで成長すると..鰓の開閉も容易に確認できますから..鰓病の有無は..鰓の開閉と..餌を食ってるか?..鼻上げしてないか?..撃沈していないか?..等々..成魚での鰓病の症状も含めて..日々の修行の中から..見極める目を養い..確認してください。
■ 成魚と稚魚の飼育容器が隣り合わせた環境において..成魚の飼育水が一滴でも入ることで..稚魚は免疫力も低いがために発症することも多く..一匹が感染・発症すると..パンデミック状態になり..全滅することも少なくありません。
■ 稚魚の管理においては..器具や..手を拭くタオルひとつにしても..それぞれ稚魚専用のものを使う方が安全です。
▼「症状」● 鰭や鰭の付け根から..鱗/体表に充血・鬱血・血管の血走りが起きます。(鰓病/赤斑病)
● 大きな口を開けて..呼吸が荒くなります。(鰓病)
● 片方の鰓が動いてない場合があります。(鰓病)
● 突然..狂ったように泳ぎ回ります。(鰓病)
● 荒い呼吸と共に..バック泳ぎ(後ろへ進む)をしてたりします。(鰓病)
● 放心状態になったりもします。(鰓病)
● 鰭を痙攣させます。(鰓病/赤斑病)
● 体表や鰭に赤い鬱血状態の斑点ができます。(赤斑病)
● 体表に血が滲んだような..広範囲の充血/鬱血状態になります。(赤斑病)
● 各鰭に血走りや..鰭全体が血が滲んだようなピンク色になります。(赤斑病)
● 水面で..パクパクしてることが多くなります。(鰓病)
● 各全鰭を畳んで..底で動かなくなることもあります。(鰓病/赤斑病)
● 餌を食べても..吐き出してしまいます。(鰓病)
● 鰓病は赤斑病を併発症するケースが多くなります。
*(特に鰓病の症状が進むことに因り赤斑になる確率も上がります。)
■ (充血/血走りの症状)

▼「治療方法」 (鰓病/赤斑病 共通)● 鰓病と赤斑病は同時に発症することも多いのですが..鰓病的な症状がなく..赤斑病の症状も..血走りや体表の広範囲が肌荒れしてたり..充血や鬱血してない状況で..赤い斑点が1~2カ所程度なら..半量程度の水換えだけで..2~4日もあれば十分に完治します。
● 軽度の(鰓病/赤斑病)の場合なら..薬を使う必要性はなく..「0.5~0.7%塩水浴」だけで..約1週間~長くても2週間の治療で十分完治します。
● 中期の(鰓病/赤斑病)に進行してしまっている場合は..「1.0%塩水」で..2日間の塩水浴を行った後に..全量の水換えを行い..「0.5%塩水浴」の状態で..毎日全量の水換えを行いながら..約1ヶ月で回復します。
● 重度の(鰓病/赤斑病)の場合や..菌及び寄生虫に侵されてる場合は..「0.5%塩水浴」+「パラザンD(観パラD)」or「グリーンFゴールド(顆粒)」にて..約1週間の薬浴が有効!..1週間後は..「0.5%塩水浴」だけに切り替えて..治療を続けます!..でも回復までには..かなりの長期間を要します。
㊟=(寄生虫が起因してる可能性の場合は..塩水浴はさせず..「リフィッシュ」or「マゾテン」or「トロピカルN」の何れかを用いた薬浴のみの処置が必要になります。)
● 重度でも..「鰓病」の場合は..薬を使わず!..段階的に..塩水浴濃度を上げる方法でも治療は可能です!
先ず初日は..「0.5%」 → 2日目には水換えをして..「0.8%」にアップ → 3日目に水換えをして..「1.0%」にアップ → 4日目に水換えをして..塩水浴限界値の..「1.5%」にアップ → 5日目には水換えをして..「0.5%」に戻して..様子を見る方法もあります。
● 薬浴を行う場合や..その他の病気治療でも同じ事が言えるのですが..ヒーター加温は最高でも「25℃以下」が基本で..18~23℃で治療を行い..極力「23℃以内」で行うことが肝心です!特に鰓病や赤斑病での加温は必要ありません!加温すると逆効果になります!(色んな病気の治療で..よく28~33℃とかに加温して治療するとかの記載を見かけますが..水温を上げることで..逆に弱らせてたり..悪化させてしまってるだけで..完治度も悪く..結局死なせてしまってるケースが多いのが実状です。)
● マンションやアパートなどに..お住まいの場合の..給水源が屋上の貯水給水タンクになる場合に..残留塩素過多に因る赤斑や血走りを起してると推測される場合は..中和剤の添加量を増やす調整をしてみるとか..クロラミン除去剤を使用するか?..若しくは..浄水器を導入するしかないですが..浄水器を導入するにも..どんな浄水器でも良い訳ではありませんし..RO逆浸透膜支持体を使った高密なフィルターの浄水器は..超純水になってしまいますから..必要なミネラル分から鉄分までもゼロになってしまうので..飼育水としては不適合になりますし..単に塩素だけを除去できる程度の浄水器にしておかなければなりません。
▼「注意点」● 鰓病/赤斑病は..特に!..急激な水温変化で発症する場合が多く!..水換え時に..3℃以上の急激な水温変化がないように管理してやることで..防げる病気です。
通常飼育をしてる中で..自然の気温変動に依る..緩やかな水温の上下(3℃以上の変動)があっても問題はありませんが..水換え時の急激な3℃以上の水温変動の他に..冷暖房器具での室温/水温変動がある場合は..水温の変動スピードが速いので要注意!
● 病気の治療中は..基本的に!..餌切りをすること。
● 鰭や..鱗の充血が消えてきて..呼吸の荒さも治まってきたら…ごく少量の餌を与えてみて..吐き出さなければ..回復傾向にあると言うことです。(でもしばらくは..餌の量は..ごく少量のままで!)
● 出血しているために感染度も高いため!..1匹だけ初期の症状なら..隔離治療でOKですが…初期症状を見逃してしまった場合は..水槽全体で治療してやることが必要です。
● 一説には..エロモナス菌は感染しないと言ってるサイトもありますが..検証結果からも..エロモナス菌は細菌ですので..特に赤斑病/充血を起してる場合は..体表や鰭から出血してる状態になりますので..血液感染してしまいます。
エロモナス菌に侵された場合は..内機能障害(特に腎臓機能障害)を起し..菌を含んだ体液の分泌や..菌を含んだ体表粘膜剥離を起こしますので..元気な金魚と一緒にしてると..粘膜を吸い込んだり..鰓に付着することで感染はしますから!..隔離治療が基本になります。
● 偶に..産卵期のメスの肛門部が赤くなってるのを..赤斑病など..病気と思い相談に来られる方も居られますが..この状態は病気ではなく..メスが産卵可能な状態になると..肛門部(卵管)が突出して鬱血したような状態になりますので..お間違え無く!
● 高濃度(0.8%以上)の塩水浴を行う場合は..塩水浴時間(日数)を短くする必要があります。
● 「0.8%」で3日まで!..「1.0%」で2日まで!..「1.5%」で1日までを上限にして下さい!
● 高濃度で塩水浴を続ければ..金魚への負担が大きくなるのと..鰭が徐々に溶けてしまいます!..鰭は溶けても再生はしますが..溶けない範囲で塩水浴をしてやるのが無難かと思います。
● でも症状が重い場合は..鰭が溶けるよりは..鰓病を治療するのが先決になってきます。
● 塩水浴だけで回復が認められない場合は..薬浴の併用も仕方ありませんが..使用する薬を間違ってるケースも多く見かけますので..薬の選択は重要です!
● 水換えは..水の汚れ度合いを確認しながら..毎日~1日おきには全量換えをして!..「薬浴」+「塩水浴」の状態を再現してやります。
● 「塩水浴」や「薬浴」をしてる場合の水換えは..必ず!「水温合わせ」+「中和」させた新水に水換えを行い..「塩水浴」や「薬浴」の状態を再現すること厳守。
● 塩水浴や..薬浴をする場合は..水槽内の「水草」は取り出さないと..枯れてしまいます。
● 薬浴を行う場合は..濾過器内の..「水質浄化剤」や「活性炭」等は..薬を吸着してしまう為!..効き目がなくなりますので!..前以て取り出すようにして下さい。
● 鰓病/赤斑病は..治療をしないで..放置すれば..必ずと言っていいくらい..約2~3週間程度で死に至りますので!..何の病気でも同じですが..早期発見・・早期治療が肝心です。
● 何の病気でも同じですが..病気を発症した個体が出た場合は!..水槽を完全リセットするのが基本です!
折角のバクテリアを..全て破棄してしまうのが勿体無いと言うような人達が居るようですが..リセットしないことには..同じ病気の再発率も高くなるのは必至!..新水から再度仕切り直ししても..管理方法と..濾過システムの作り方には依りますが..約10日で!元通りのバクテリア繁殖率に戻せます。
バクテリアをとるか?..金魚達をとるか?..考えなくても解りますよね!
▼「重要備考」稚魚の時に鰓に掛けた方が耐性が付いて強くなるとか言う説を聞いたりしますが...こんな話..以前からあるのは知ってましたけど..信じる者はいないだろう!と思ってましたので..触れもしませんでしたけど..意外と信じて実践してる者が居たりするので..言っておきますけど...あんなのは..都市伝説と言うか?...全くのデタラメです!!
真相を暴露して言ってしまえば!...言い出した者は会魚造りをしてる者で..対抗相手と思う者に..この嘘の鰓説を信じ込ませて..魚を鰓にさせてしまえば..当然の如く!..飼い込みが遅れて..造り込みにも支障が出る訳で..水質悪化だけの要因での鰓病なら..基本的に薬を使う必要性もなく..塩だけで十分完治させることもできますが..水質が悪化すると言うことは..常在菌まで活性化させることに繋がりますから!..エロモナス菌を活性化させてしまった時には..薬浴が絶対的に必要になりますし..治療も長期に及ぶこと必至ですし..下手すれば..全滅など..死なせてしまうことにもなるし..全滅まで至らなくても..死なせてしまった中に..上等な仔が居た場合..コレこそが!..腹黒い下衆の狙い!!..なんとか治療できたとして..品評会に間に合わせることが出来たとしても..治療した仔は..何らかの欠点が出てしまったりしますから..評価的に低くなる可能性が高まりますし..それらを狙った..心底腹黒い下衆の作り話です!!
一説に..「一度病気になった個体は..その病気(菌)に対しての免疫が出来て強くなる」と言ってたりしますが..実質的には!..それは極僅かな個体であり..殆どの個体は抗体が出来ず..免疫も出来てない状態から..治療処置により一度回復し..少しの水質悪化など..環境的に変化が生じたり..季節の変わり目になると..また同じ病気を繰り返したり..他の病気を併発すことも多いのが実質・実状なのです! (*人間と魚は違いますからね!)

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◆ 当方は 「理念/方針」 に基づき..治療中や..アドバイスを求める記事を拝見したとしても...
相談規約を厳守し..正式に相談を受けない限り及び...
相談者様の理念も聞かず..理解もしてないまま..安易にアドバイスは行いませんので悪しからず!

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